こんにちは、Mr. Load Learnerです。
プロフィールをご覧になった方はご存知かもしれませんが、私はホワイトな外資系IT企業に勤務するやる気もスキルも英語力もない20代ゆとりエンジニアです。
記念すべき1本目の記事ということで、今回はそんな「私が在職しているホワイトな外資系IT企業の仕事や働き方、私が抱いている懸念点」について書こうと思います。
個人的にとんでもないホワイトで最高な仕事だなと思っているのですが、もちろんこれ以上に最高な仕事は存在すると思います。
ただ、私が強調したいのは「やる気もスキルも英語力もない20代ゆとり」がこの働き方や労働環境を手にしている!ということです。
新卒で入社した前職の頃には夢にも思わなかったです。
外資系企業に興味がある方は一例として1度読んでみてはいかがでしょうか?
あまり具体的に書くと特定されてしまうので、ぼんやりと抽象的に記載することもありますのでその点はご了承ください。
会社概要
皆さんがどれくらい外資系IT企業をご存知か検討が付かないので、早速で申し訳ありませんが会社に関してはぼんやりと記載させて頂きます。
会社の人にバレたくないな
つい細かく書いてしまいそうなのでこの程度にしておきます。
仕事内容
メインのサポート業務
メインの仕事はサポート業務になります。
B to Bの会社のサポートと言っても直接お客様に対応するわけではありません。
何か障害が発生した際にその原因を突き止めてそのトラブルを解決することが仕事です。
基本的には「この障害ではこういう方法でやってみよう!」といった解決策の手引きがあり、万が一それで解決出来なくても世界中の社員がナレッジを共有しているので、それを参考にして解決します。
もしそれでも難しければさらに技術力のあるチームにエスカレーションして連携して解決します。
解決策の手引き、ナレッジの共有、自分で解決出来なくてもエスカレーション可能ということで私のようなITスキルがあまりない人でも働くことが可能です。
正直、解決策の手引きに従っていればほとんどITスキルを必要としません。
もちろん最低限の知識は必要で、ITスキルが高い人ほど効率的に働くことが可能なのは間違いありませんが、普通に働く分には入社してから知識を得ることでも問題ないレベルだと思います。
スキルが必要ないのであれば僕でもチャレンジ出来るかな?
サポート以外の業務
サポート以外の業務はどこの会社も同じかもしれませんが、「自主に会社や組織のためになることをやろう!」といった感じです。
ナレッジの共有や効率化のためのツールの作成といった技術的なこともあれば、新しいルールの取り決めや社内文化の推進、ボランティア活動などの技術とは関係ないこともあります。
私の会社でも似たようなことやってるな。
働き方や労働環境
ホワイトな働き方・労働環境
私の働き方や労働環境は下記の通りです。
どれを取っても最高な働き方・労働環境であることが一目瞭然だと思います。
労働時間が少ないって最高だよね!
俺は金髪ピアスにTシャツで働いてるよ〜
この条件でこの年収は良い方だよね?
ホワイトな働き方・労働環境が実現可能な理由とは?
本当にこんなホワイトな仕事が存在するのかな?
なぜこのような働き方が出来るのか?と疑問を持つ方が多いと思います。
結論から言うと、シフト制でお客様対応のないサポート業務だからです。
私のチームは障害が起きたときに対応することが仕事です。
つまり、会社としては障害に対応する必要な人数が勤務しているという条件が満たされれば何でも良いのです。
週休3日でもその人が休みの日に人数が足りていれば問題ありません。
これは有給も同様です。
自分のシフトの交代を探す必要があるのでは?と思う方もいると思いますが、直前の申請でない限りマネージャーが交代してくれる人を探します。
シフト時間が複数あって被っている時間があるため、障害対応が終わっていなくても勤務時間内に他の人に引き継ぐことが可能なので残業はありません。
障害が起きなければメインの業務はやることがありません。
仮に障害が起きていても緊急度が高くなければ放置していても問題ありません。
それ以外の業務は基本は自主的にやることです。
たまにマネージャーからアサインされることもありますが、基本は自分で手を挙げるか自分が見つけて始めます。
何もやることがない or やることはあっても急ぎではないというときはみんなテレビを観たりゲームをしたりプライベートなことをやって自由に過ごしています。
ただ、もちろんパフォーマンスは見られて評価に繋がるので、適度に上手くやる必要があります。
パフォーマンスと評価については後述します。
サポートと言えどお客様と直接関わることがないので、見た目がどうであれ問題になりません。
サンダルでもジャージでも金髪でもドレッドでもピアスを付けていてもタトゥーがあっても何も言われません。
最高の労働環境です!!!
理屈はわかるけど、そんな会社が本当にあるなんて。
チームメイト
会社概要で記載しましたが、私の会社は多国籍の社員が在籍しています。
正確に数えたことはありませんが、組織全体で言えば日本人と外国人の比率は50:50くらいでしょうか。
私のチームに限れば日本人は1割もいないです。
国籍は非常に多様です。
アメリカ人はもちろん、イギリス人もいればオーストラリア人、中国人もフィリピン人もいます。
もっとマイナーな初めて聞く国籍の人もいました。
新卒で入社した前職も外資系IT企業だったのですが日本文化が根付く日本人だらけの環境だったので、現在の会社に入社した際は「これが本当の外資系企業か!」と非常に驚きました。
国籍が多様なこともあってか全く関係ないのかわかりませんが、変わってる人や相性が合わない人がたまにいます。
そんなエピソードもそのうち記事にします。
ちなみにですが、外国人の比率が多いことから社内言語は当たり前に英語です。
スキルが必要なくても英語のハードルは高いな。
もちろん日本人同士は日本語で話しますが、メールやチャットなどの他の人にも共有する可能性のあるものは基本英語です。
ただ、私は読み書きは程なく出来るもののリスニングとスピーキングが全く出来なかったので最初はどうなるかと思いました。
私の英語力やどうやって勉強したかに関しては近いうちに別途記事にしたいと思います。
パフォーマンスと評価
さて、ここまでご覧になった皆さんが気になっているのはパフォーマンスと評価ではないでしょうか?
もちろんパフォーマンスは見られるんだよね?
いくらホワイトな働き方や労働環境だとしても評価はどうなるの?
もっと給料が上がることはあるの?
外資系企業って簡単にクビにされるのでは?
そんな声が聞こえているような気がします。
評価方法
いくら自由な働き方とは言え、もちろんパフォーマンスは見られます。
ただ、皆さんが想像するほど厳しくはなく、最低限やることをやっていれば問題はありません。
評価はメインのサポート業務とそれ以外の業務の両方で行われます。
メインのサポート業務に関しては、やはり解決した障害の数やその難易度で評価されます。
あまり技術力がない人は簡単な障害対応をある程度数多くこなすことで問題ありません。
逆に技術力がある人が簡単な障害対応を効率良くこなして自分の時間を作ることもあります。
難しい障害を積極的に対応する人はアピールポイントが増えて良い評価やプロモーションに繋がりやすくなります。
サポート以外の業務では、いかに大きい影響を与えられるかが基準になっています。
新しいツールを作成するにしても、自分のチーム内で使うのかグローバル全体の組織で使うのかではどちらが良い評価を得られるかは誰でもわかるかと思います。
お気付きの方もいると思いますが、技術力に自信がなくても高評価を得ることができます。
仕事内容の方で少し触れましたが、新しいルールの取り決めや社内文化の推進、ボランティア活動などの技術を必要としない業務で会社に貢献することです。
最近だとLGBTQの理解を深めるための活動やプレゼンテーションなどがわかりやすい例かと思います。
グローバル企業としては世の中の流れやコンプライアンスに敏感に対応する必要があるので、積極的にこういった活動をしてくれる人は必然的に評価されています。
ただ、これの評価制度を不満を持つ人もいます。
それは、技術力がない人が高評価をもらってプロモーションすることがあるからです。
あくまで私たちのメインはサポート業務です。
その業務で著しい成果を出していないのにも関わらず、それ以外の活動でプロモーションする人はどことなくずるいという印象を受けても仕方ないのかもしれないと個人的に思っています。
公平に評価するって難しいよねー
低評価だとどうなる?
働き方の方で勤務時間内は基本的に自由と記載しましたが、やはりサボり過ぎては低評価になってしまうこともあります。
効率良く適度にパフォーマンスを出さなければなりません。
低評価を受けると、昇給がありません。
それだけなら良いのですが、もっと酷いとPIPに入れられてしまいます。
PIPとはPerformance Improvement Programの略で、日本語では業績改善プログラムと呼ばれています。
このプログラムに入れられると、基本的に自主退職するように促されます。
建前ではパフォーマンスが改善すればそのまま勤務することが可能ですが、実際はパフォーマンスが改善しても更に高い目標を設定され、自主退職するまで続くとの噂です。
日本では特別な理由なしにクビにすることが法律で禁止されているので、パッケージと呼ばれる特別な退職金を支給する代わりに自主的に退職してねということです。
さすがに厳しい部分もあるか。
私のチームでは、真面目に頑張っている人も真面目に頑張らなかった人も低評価をもらっていました。
真面目に頑張っている人は、難しい障害をメインに対応していて解決に近付けるものの最終的な結果が出せていませんでした。
誰が見ても知識や努力は素晴らしかったのですが、会社としては数字でしか評価出来ないため、もっと簡単な障害も対応して数を稼ぐ必要があったのです。
その人はPIPに入れられたと噂されていましたが、実際はPIPの1段階前のプログラムだったらしく、パフォーマンスを改善してその後も勤務し続け、プロモーションもしていました。
真面目に頑張っていなかった人は契約社員だったので、契約期間終了とともに退職となりました。
これに関してはどこの会社も同じだと思います。
昇給とプロモーション
さて、それでは昇給はどれくらいなのでしょうか?
私自身も人事ではないので正確な数字は知ることが出来ないのですが、噂では0 ~ 5%と言われています。
先程記載したように、低評価だと0%で、それ以外だとMaxで5%とのことです。
年収1000万円の人であれば1%で月1万円弱、年収500万円の人であれば5%で月2万円強アップというところでしょうか。
この数字が大きいと見るか小さいと見るかは皆さんの受け取り次第ですね。
ただ、Maxの5%はすぐにでもプロモーションするような人でずっと取り続けるのは困難です。
また、前職の外資系IT企業では同期が10%以上昇給していました。
それらを考慮すると小さいかもしれませんね。
昇給が多いか少ないか気にするよりも年収の方が大事よ〜
一気に給料を上げるには、プロモーションが必要です。
会社ごとに基準はあると思いますが、一般的に高評価を取り続けるとプロモーションします。
プロモーションするとジョブレベルが上がって一気に給料が跳ね上がります。
私の場合は一気に約300万円上がりました。
約300万も給料上がるなんて夢ある〜!
ジョブレベルごとに上がる幅も違うと思うので、次プロモーションするとどれくらい上がるか知りたいものですね!
懸念点と今後の対策
ここまで読んで頂くと「こんなにホワイトな労働環境なのに今の仕事に懸念点あるの?」と思う方がいるかと思います。
こんなホワイトなのに文句あんのか?
私自身、今の労働環境は気に入っていて満足しています。
しかし、それは今だから言えることなのかな?と思っています。
懸念点
現在の私の仕事に対して私が抱いている懸念は下記の通りです。
この3点について詳しく説明したいと思います。
年収が上がらない
まず年収が上がらないことについてです。
昇給とプロモーションの方に記載しましたが、プロモーションしなければ5%も昇給しません。
「じゃあプロモーションを目指せば良いじゃん」と思う方もいるかもしれませんが、現実的ではありません。
私の今の仕事では、私の1つ上のジョブレベルがMaxです。
そのジョブレベルの人はグローバルで2桁人存在するかどうか程度で、現在日本では1人しかいません。
ゆとりでやる気もスキルもない私がプロモーションを目指しても到底達することが出来ないか、長い年月が掛かってしまいます。
プロモーション以外にもマネージャーになる選択肢がありますが、もちろんゆとりでやる気のない私はマネージャーなんてやりたくありません。
仕事量や責任が増えるだけで今の働き方や労働環境と比べるとマイナスな要素しか感じません。
将来性がない
次に将来性がないことについてです。
仕事内容の方で記載しましたが、メインのサポート業務はほとんどスキルを必要としません。
そして、現状年収が上がる見込みがありません。
このままでは年収を上げるためやいざというときに転職しようと思っても、スキルがないために苦労することが目に見えています。
サポート以外の業務を積極的にやれば自分の好きなことを勉強してスキルアップすることが可能ですが、仕事に直結することを勉強しても昇給には繋がらなくて意味が見出せず、もったいないなと思ってしまいます。
いつクビになるかわからない
最後にいつクビになるかわからないことについてです。
ここ最近アメリカの金利政策の影響でGAFAMを中心とする企業の業績に陰りが出て、突然大量の社員がクビになる (レイオフされる) という事態に陥っていました。
現在は業績が戻りつつありますが、同様のことが今後起きる可能性は捨てきれません。
また、業績が悪化しない場合でも、ゆとりでやる気のない私は昇給が見込めない環境では働く気が起きず、サボれる環境に甘えてパフォーマンスが落ち、クビになる対象になる可能性が高いです。
ほとんどスキルが必要ないということは逆にいくらでも代わりがいるということでもあります。
このままではクビになってどこにも転職出来ず、人生のどん底まっしぐらの未来しか見えません。
今後の対策
そこで私は今後の対策として勉強と副業を頑張ろう!と決意しています。
今の仕事で年収が上がらないのであれば、異動か転職すれば良いのです。
また、並行して副業を行えば、お小遣いを稼ぎながら副業を本業に出来る可能性だってあります。
スキルがないのであれば勉強すれば良いのです。
今の仕事に直結するものに限定すると意味が見出せないのであれば、異動か転職、もしくは副業に使える勉強をすれば良いのです。
異動に関しては、実務未経験でもある程度の知識や熱意があれば面接まで進めるチャンスがあります。
また、総合的に今よりも働き方や労働環境の良いチームの候補があるので、そこを狙おうと思っています。
転職に関しては、実務未経験で大きく仕事内容を変えることはもう難しいと思っていますが、やっていて損はないと思っています。
副業のための勉強はこの異動や転職と実に相性が良いなと思っています。
プロフィールとブログの発信内容に記載していますが、現在副業としてブログとせどり・物販を行なっています。
また、今後やりたいこととしてアプリ開発があります。
ブログでは、プログラミングやインフラを学ぶことで効率良く稼ぐことにつながると思っていて、せどり・物販では、独自の利益商品を見つけるツールや利益計算や在庫管理のアプリを開発することで効率良く稼ぐことができると思っています。
どれも自分が異動や転職する際に活かせると思っています。
将来にも直結して副業で稼げる勉強であれば頑張れる気がします。
まとめ
今回は1発目の記事ということで、やる気もスキルもないゆとりの外資系ITエンジニアの私が在職している外資系IT企業の仕事や働き方、私が抱いている懸念点について書きました。
- 私の仕事はほとんどスキルが必要ない
- 会社としては問題が起きなければ良いので自由な働き方が可能
- ホワイトな仕事にも懸念点はあるので自分で対策を練らなければならない
外資系IT企業は皆さんのイメージ通りだったでしょうか?
外資系企業には独自の働き方があると思うので、他の企業の話も是非聞いてみたいです。
皆さんも労働環境を大きく変えたければ外資系企業に転職を検討してみましょう!
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